
「子産み子育てでつながる」ウーマンズサークル活動を始めます。
バースドゥーラとは、妊娠・出産・産後を通して女性が主体的に尊重されるように、継続的に心とからだを支援する専門職です。
学びのきっかけは、二人の息子を助産院で自然出産(医療介入の無い出産)したことで、妊娠・出産・産後を通じて助産師さんから手厚いサポートを受けた経験を、多くの女性に知ってもらいたいという想いからでした。
この記事の目次
産む場所は、どのように変わってきたのでしょうか。
”1950年には、出産の95%が家庭分娩でした。1960年には病院など施設内(助産所は8.5%)と家が半々となり、1980年には施設内が99%に達しています。施設内にはわずかながら助産所が含まれ、開業助産師による家庭分娩も細々と続いてきました。”
参考文献 「産む・産めない-女性のからだと生きかた読本」 編者 松岡悦子 講談社
妊産婦さんの死因第一位とは
”2015~16年に102人の女性が妊娠中から産後にかけて自殺しており、妊産婦死亡の原因の中で最も多いとの調査結果を国立成育医療研究センターなどのチームが5日、発表した。うち92人が出産後の自殺で、35歳以上や初産の女性の割合が高かった。”
引用 日本経済新聞 2018年9月5日
多いのは35歳以上の初産婦さんで、産後うつが原因と考えられています。
妊産婦さんの精神的な落ち込みは、いつから始まっているのでしょうか。
精神的な孤独を感じる状況は以下のような環境で妊娠中から始まっており、まわりが気がつきにくいと考えられています。
妊娠中からまわりに頼れる人がいない
実家が遠い
妊娠出産の経験のある人が身近にいない
誰かに相談したいけれども、どうしたらいいのかわからない
産婦人科での妊婦健診内容は、体重・血圧などからだと胎児の測定に重きをおかれ、不安に思っていることをじっくり時間をかけて聞くことはほとんどありません。
医療従事者や医療施設勤務の助産師の方も、「本当はもっと妊産婦さんに寄りそいたい。」という想いはあるのですが、なかなか困難な状況です。
妊娠・出産・産後に孤独にならないように、お手伝いできることを考えました。
昔の日本では、地域の女性つながりでお産からお葬式まで知恵を出しあい支えあうことで、お互いを助けあってきました。
近年、精神的な孤独から自らの命を絶つ妊産婦さんに胸を痛める女性たちが、肩書や職業を超えてつながり「産み育てる女性を支えていこうよ。」という声があがり、各地で少しずつ活動が始まっています。
ウーマンズサークルとしての二つの場を作ります。
1 妊娠・出産・産後を通じて、妊産褥婦さんたちがそれぞれの思いを語り、心とからだを休めていただく場
2 子産み子育てを支援している女性、これから応援していきたい女性たちが、妊産褥婦さんを応援するための語り合いの場
今後は、更年期・老年期を迎える女性や介護と看取りについてのウーマンズサークルへと広げていく予定です。
ウーマンズサークルの第一歩として、イベントを行います。
4月3日(木)11:40-16:30
ローズガーデンサロン大野城
妊娠・出産・産後を経験する女性と、生まれてくる子供たちの心とからだが幸せで満たされるように願う方
子産み・子育てを支援している方、応援する方法を知りたい方
上映会後にいにしえの女性たちの絆を再生する方法や、現代の「ウーマンズサークル」で産み育てるヒントについて、バースドゥーラ 木村章鼓さんによるお話会・バラのお茶会で語り合いましょう。
内容
11:40-12:40 交流ランチ
ローズソルトおにぎりセット
13:00-15:00 上映会
ドキュメンタリー映画【バースストーリー】
15:00-16:30 お話会
講師 LOVEドゥーラ 木村章鼓さん
ウーマンズサークル・キャンドル瞑想
バラのお茶会
バラの魔法・癒しのティータイム
ローズのプチお土産付き
ドキュメンタリー映画【バースストーリー】について
木村章鼓さん(字幕チームの一員)解説
米国名誉助産師のアイナ・メイ・ガスキン(『spiritual midwifery』の著者であり、テネシー州のバースコミュニティ、The Farmの運営に携わる) の出産・子育て支援者としての半生を追った感動の作品。
1970代のヒッピー時代と呼ばれたムーヴメントの中で彼女たちは、コミュニティで産んでいく妊産婦を草の根で支えていきました。女性たちの結びつきから編み出した数々の工夫や、昔ながらの知恵を駆使したケアは、たくさんの命を『先進国』で救いました。
アイナ・メイ・ガスキンの半生を振り返り、恋愛、キャラバンでの共同体での暮らし、妊産褥婦へ捧げる知恵、パートナーシップ、母性、別れなど、女性たちの信頼をベースにした助け合いと協力から沢山の学びを頂ける映画です。
即実践できるものとして役立つ場面は、肩甲難産におちいった産 婦 さ ん を “ ガ ス キ ン マヌーバー” と呼ばれるグアテマラの先住民族の助産技術で、見事に導くチームプレイ で す。
自分の信念に従い、コミュニティで産み育てる女性たちの姿は、今の時代にも決して色あせることのない教えを含んでいます。
ウーマンズサークルお話会・キャンドル瞑想
講師 木村章鼓さん プロフィール
ドゥーラシップジャパン(DSJ)理事
イタリア、オマーン、マレーシア、スコットランド、ロシア、アメリカ、イギリス、フランスと移り住み、各国でバースドゥーラとして女性支援を続けながら、妊娠・出産サポートのコミュニティを立ち上げる。
現在は東京に活動の拠点を移し、海外チームと連携しながら母子の心身の健康向上につながる活動を多角的に展開している。
その一環としてバースドゥーラとなるトレーニングコース(オンライン)の2期生(2024秋開校)養成中。
バラのお茶会
お茶会では、ローズガーデンサロンで育てたバラを蒸留しながらローズティーを楽しんでいただき、バラの香りと味わいがもたらしてくれる癒しのひとときを感じていただきます。
子産み子育てをウーマンズサークルで応援していきます。
妊娠中から花に触れ、植物のエネルギーを子産み子育てに役立てる女性たちが今、世界中でつながっています。
イベントのドキュメンタリー映画「バースストーリー」にも登場する、植物の力を借りて産む女性たち。
お話会では「バースストーリー」字幕チームの一員であるLOVEドゥーラ木村章鼓さんを招き、今必要とされている「ウーマンズサークル」について、語っていただきます。
キャンドル瞑想では、産み育てる女性と生まれてくる子供たちが幸せであるように祈りをこめて想いを分かちあいます。
バラのお茶会ではローズティーを楽しみながら、バラの癒しを受けとっていただきます。
これからの活動も少しずつお知らせしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
詳しいご案内はこちらから
お産でつながるウーマンズサークル

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